音楽クリエイターのための勉強会&交流会「音楽クリエイターズ #05」を2015年10月15日(木)に開催いたしました。
今回はGoogle、Desney、SONYなど多数の大手企業のCM音楽を制作されてきた作曲家の近谷直之氏をお招きして、「僕が広告音楽を年間200本やるまでに考えてきた事」というテーマでお話をしていただきました。本レポートでは当日の様子をご紹介させていただきます。
当日の動画はこちらで配信もしております。
近谷 直之氏 プロフィール
1988年 4月30日 東京都出身
慶應義塾大学経済学部卒。
学生時よりバンド活動やオーケストラ部に所属する傍ら慶應義塾創立150周年祝典曲やTV番組のテーマ音楽、杏の歌うドラマの劇中歌など作曲。卒業後年間200本ペースでCM音楽を担当。
「三井のリハウス/みんなの声鉛筆」が 2013 53rd ACC CM FESTIVAL テレビCM部門「ACCゴールド」受賞
CM
主な担当企業
Google / Disney / SONY / SUNTORY / SECOM / TOYOTA / SHARP / 資生堂 / NTT Docomo など
近谷氏の学生時代から業界に入るまで
まずは、近谷氏が業界に入っていくまでのお話から。学生時代の頃のお話や、有名な音楽家に会いにいった話などをしていただきました。昔から人との繋がりを大切にされていたのを感じるエピソードが満載でしたが、それにしてもかなりの行動力に驚かされます。
続いて制作プロダクションに入り、猛烈にCM音楽を作りまくっていた時代のお話。あまり寝る間もなくCM音楽を作りまくっていたのも凄いですが、単に制作するだけではなくクライアントの要望をよく汲み取りそれを上回るものを作ろうという姿勢が素晴らしく、それにより信頼を勝ち取っていったのだと感じました。
CM音楽の解説、制作秘話
ここからは、実際に近谷氏が手がけられたCM音楽を再生しながら、どのような意図やクライアントの希望があって作られた音楽なのかを解説していただきました。まずは一度CMを再生して、続いて近谷さんが音楽について解説。解説を聴いた後にもう一度CMを見てみるという流れでした。
このパートは今回の講演の中でも一番のハイライトとも言えるような形でかなり面白いですね!実際にCM音楽を作られた方が、その音楽について解説する機会なんてなかなかありませんので非常に新鮮でした。普段何気なく聴いているCM音楽についても、相当に色々な意図や考えがあって練りに練られて作られているんだなと感じるお話でした。
これからの作曲家に必要なこと
最後に、質疑応答を経て「これからの作曲家に必要なこと」というお話で締めていただきました。講師の近谷さんありがとうございました!
動画も配信中!
当日ご参加いただけなかった方のために動画で受講できるよう配信も行っております。以下のリンクより是非ご覧ください。
次回は11月19日(木)に「音楽クリエイターのための音楽著作権講座」というテーマで開催いたします。次回も多くのご参加お待ちしております。
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